雪月占花_心々の『楽書記』

地球の不可思議を楽しみゆるく暮らすためのメモ

インディアンの視ている世界「ヴィジョン」

本日の『楽書記』は全力でおススメしたい

スピリチュアル本としては最強か!?な「ヴィジョン」をご紹介。

 

筆者が言いたいコトはこの帯文では?

耳が痛い!フレーズ(ページ抜粋)

この土地は誰のも?(ページ抜粋)

人間本来の四つの仕事(ページ抜粋)

感想と宗教と

 

コレ1冊読めば良き的一冊、生涯読み返し続けられる一冊。トム・ブラウン・ジュニアの「ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来」。2008年発売。帯をとると「未来の地球に残るすべての人は、みな等しく母なる大地のケア・テイカー(地球の世話係)となります」と言うメッセージが出てくるが、内容はまさにそれをインディアンと白人少年の修行的日々を通して丁寧に伝えてくれる。……と言う色々心配になるくらい巧くまとめられている帯文。

 

読み終わるとすぐに、彼が主催しているインディアンの思想を体験するスクールをナチュラルに検索していた。さくらももこさんが行ってきた話をどこかで読んだけれど、日本人をやってた人がここに辿り着くと、もう地球上での仕事は終わりを迎えてしまうんじゃないのだろうか、と、亡くなったニュースを耳にしたときに病死だと聞いても思わずにはいられなかった。人間の原点であり最新であるこのインディアンの生まれてから死ぬまでの在り方は、地球という場所ではベスト・オブ・ベスト。

 

「ヴィジョン」フレーズ(ページ抜粋)

行動する事こそ、生きることなのだ。行動家は変化をもたらす人々で、批判したりしない。行動するのに忙しくて、批判する時間などないのだ。─ 110ページ

 

私たちはいつも、すべての人や予言や宗教は先生だということを憶えていなければならない。だが、深く隠れている場合もあるので、お前たちは懸命に人々を捜し求め、その教えを探求しなくてはならない。よい、悪いの区別などないし、正しいとか間違っているということでもない。すべては自分の先入観をもって判断されるのだ。純粋な気持ちと空っぽの状態で耳を傾ければ、判断することなく、ただ、学ぶことができるのだ。─ 154ページ

 

必要のないものほど、すぐ手の届くところにある。から手にして堕ちる。必要で大切な本質を突いたモノほど、見つからない、なんなら肉眼で捉えられないところにある始末。そして、結局、目に見えないモノこそ地球において最重要事項だったりする。この法則は次元が高すぎて3次元の人間には酷すぎる。

 

古代の人は、大地は造物主のものであり、人間はその世話をするために存在していると考えていたが、白人は自分のものにして搾取する無尽蔵の資源だと思い込んだ。ネイティブアメリカンは自分たちが土地を所有しているなどとは決して思わなかった。─ 165ページ

 

感覚的に生き物を比べ、人間や大きな動物の基準で物事を考えてきた。比べること自体間違っていたのだ。たとえどんな体に宿っていようと、命は命、スピリットはスピリット、痛みは痛みなのだ。─ 182ページ

 

地球の土地は地球のものであり、どこぞの人間のものでは決してない。所有という概念の浅はかさ、でも、ここから抜け出すのは絶望的に思える。地球は、そもそも人間の好きにさせすぎだし、増やしすぎだし。地球への移住を希望するすべての宇宙生物を受け入れ、彼らに一切干渉しない、それこそが特徴の星だとしても自由にさせすぎだし、そろそろドは過ぎたよ。

 

私は創造の知恵を通して、人間は本来たった四つの仕事をするために生きていることを学んだ。それは、平和、愛、喜び、そして、生きる目的で、いくら外に求めても見つけることはできない。それは、心の中に見出すものなのだ。─ 436ページ

 

これが「宗教」。自分自身を含む生きているモノすべてが師であり、誰か特定のモノから一方的に思想を説かれるものではない。今、宗教を自身で名乗っている存在は、ほぼ株式会社宗教であり営利目的の会社。営利目的を掲げている会社よりもお金のことしか考えてないから面白い。宗教法人システムいる?とずっと思ってる。どんな活動をしたとてお金とは縁を切れないんだから、分ける必要なんてない。

 

それにしても、買えないじゃないっ!こういう本こそさっさとkindle化して安定して供給してほしい、人類すべてにこの思想が入っていたらあっという間に地球の寿命が変化する。(地球は望んでいないだろうし、エンドは固定されているだろうけど。)色んなスピ系の本がkindleになっているのに、なぜ、このレベルの本がなっていないんだ。五次元文庫のタイトル達こそ(泣きながら)お願いしたい。