雪月占花_心々の『楽書記』

地球の不可思議を楽しみゆるく暮らすためのメモ

引き寄せの法則なら「ザ・シークレット」「サラとソロモン」推しです

本日の『楽書記』は「引き寄せの法則」が書かれた数ある本からおススメの2冊。「ザ・シークレット」 「サラとソロモン」をご紹介。

 

引き寄せの法則とは何か

なぜ数ある中で、この2冊を推すのか

「引き寄せの法則」の危険性

「サラとソロモン」から(ページ抜粋)

 

2007年頃から一気に広まった「引き寄せの法則」。暴力的にまとめると「思考は現実化する(引き寄せられる)」話で、なりたい状態をイメージして、それを出来る限り周囲に発信し、その状態になった時の自分の感情をよく味わい維持することで、自分の希望を叶えていく。全人類が当たり前な事の一つとして頭に入れておいた方がよい思考。よく運が悪いと嘆いている人がいるけれど、これの逆パターン=凶運を引き寄せている。悪いことをイメージし→それに合った時の恐怖を想像し→不運に対する準備を万端に整える。

 

ただ「引き寄せ」に関しては数多くの種類が出ているので、よくどの本を読んだらいいの?と聞かれる。けれど、正直とてもシンプルな法則なので「引き寄せの法則」と書かれている本はどれを読んでもイイと思う、笑。結局、自分にすんなり入ってくる言葉や好みのフォント、装丁の見た目かどうかだと思う。そんな多種の中、なぜ私にとってはこの2冊が推しなのかというと、どんなに本離れ活字離れしている中いきなり読んでもあっという間に読めるから。本を読むことが日常化している人は、エスター・ヒックス「引き寄せの法則エイブラハムとの対話」とか元祖ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン「引き寄せの法則」とか、つまりは何をチョイスしても問題ないけれど、読書が漫画とアニメの二の次状態の私にとっては、読みやすく見やすく最後まで読み終えられるかどうかは最重要課題となる。結果、「ザ・シークレット」or「サラとソロモン」の2冊。

 

「ザ・シークレット」の方はロンダ・バーン著2007年発売。行間が広く文字数が少ない!金星から届いた手紙を読んでいる気分で最後まで一息で読める。あと、山川夫妻の訳し方が好き、1994年の「聖なる予言」からお世話になっているからなのもあるかもだけど、訳がやわらかくて読みやすいし、映像漬けの人でも読み切れる。
「サラとソロモン」は2005年発売でエスター・ヒックス関連で最も若年層向け、絵本に近くてこの手のお話に免疫がないどころか蕁麻疹が出ちゃいそうな人にも抵抗なく読めるし、漫画漬けの人でも読み切れる。
どちらも、初めて引き寄せに触れるには、最大限シンプルに書かれていて別解釈をする心配がないこの本は、安全設計。

 

読んでいて思うのは、引き寄せたくないコトを引き寄せてしまう危険性。定期的に流行るのに、妙に長続きしないこの法則の理由は「嫌いな面も同時に引き寄せる」から、そのため意識していても効果があまり感じられずに止めてしまう。とくにネガティブ思考とディスり会話が蔓延している私は、好きなモノの会話ややりたいコトより、無意識に嫌いなモノ苦手なモノの会話をしまくっている。例えば「あの人他部署にイイ顔しすぎで苦手」と言ったり思ったりしていると、相手のその部分とばかり接するハメになると言う忠実な法則。宇宙にとっては善悪とか良い悪いなんて二元論は通用しないから、より自分が思って味わっている事柄が提供される、本当に気を付けないと「要らないモノばかりを引き寄せる」という方向で使ってしまう。アンデ~。

 

最後に「サラとソロンモン」から(ページ抜粋)

自分の欲しいものが何なのかをはっきりさせたあとは、それがどんな感じがするかを本当に感じられるようにならなければならない、ということなんだ。欲しいものについて話したり、それが手に入ったらどうなるかを思い浮かべたり、説明したり、手に入ったつもりになったり、あるいは、以前それを持っていた時のことを思い出したりすることが必要なんだ。とにかく欲しいものについて考え続けて《それがどういう感じがするかという実感》を見つけなければならない。いい気持ちがしてくるまで、自分の欲しいものは何か、自分に話し続けるんだ。─ 73ページ

 

この宇宙のすべての物事の中には、《君が望んでいること》《君が望んでいないこと》という要素の両方が内在しているんだ。どの人の中にも、どんな状況の中にも、どの場所の中にも、どの瞬間の中にも、その両方の要素のどちらかを選べるという選択肢が常に内在しているんだ。いつでもずっとあるんだ。だからね、サラ、ある場所や状況の中に悪いことがあるからという理由でそこを去るなら、次の場所に行ってもほとんど同じことが起こるってことなんだ。─ 116ページ

 

「いや/だめ」と言ってはいけないと思って「いや/だめ」ということ自体を押しのけようとしている場合だって、君はまだ「押しのけること」をやっているんだ。重要なことは、君が望んでいることについて、もっとたくさん話すということだ。そうしているうちに、物事はどんどん良くなっていくんだ。─ 198ページ